今回の協会理事選投票で貴乃花の一声でこうも変わるとは。
果たしてこの先の投票はどうなるか？

(以下引用)

日本相撲協会の放駒理事長（６２）＝元大関魁傑＝体制が本格始動した。新理事長は１３日の会見で「先ほど決まった感じで、緊張している」と語ったが、それもそのはず。すんなり就任する筋書きが、１２日夜の２回目の理事会で急きょ決選投票が実施されていた。その原因は、またもや貴乃花親方（３８）の“反乱”が原因だったという。

１２日午後７時半、東京・国技館で開かれた理事会。午前の理事会では一言も発言しなかった貴乃花親方が突然、口火を切った。「難局を乗り切るには、北の湖親方が適格だと思います」

貴乃花親方にとって、北の湖親方（５７）は審判部副部長に引き立ててもらったなど恩義がある相手。北の湖親方も「推薦があったので、私も受けさせていただきます」と応じ、“大本命”の放駒親方は「北の湖さんが出るなら、私は辞退します」と言い出した。予期せぬ展開に、理事会は大混乱に陥った。

張りつめた空気の中、村山弘義・前理事長代行が、「北の湖さんは２年前に不祥事で辞め、いわば傷がある」などと制したが、北の湖、貴乃花両親方とも引く気配がなく、無記名投票に突入。午前中に理事会を退席していた武蔵川前理事長（６２）も電話投票せざるを得ない事態になった。結果は、放駒親方が８票、北の湖親方が４票だった。