いくらケイコとはいえ横綱鬼の表情は怖いですね・・・

(以下引用)
大相撲秋巡業が２７日、岡山県苫田郡で行われ、６２連勝中の横綱白鵬（２５）＝宮城野＝が関脇栃煌山（春日野）に荒げいこをつけた。１番目を引き技で敗れたことに怒り、若きホープに鬼の“指導”。その後はすべて勝ち、９番取って８勝１敗だった。２６日の小結稀勢の里（鳴戸）に続き、２日連続で三役相手での申し合い。双葉山の６９連勝超えがかかる九州場所（１１月１４日初日・福岡国際センター）へ、順調な調整を重ねている。 連勝街道を突き進む白鵬が、思わぬ不覚を取った。申し合い１番目。栃煌山の強烈な右のど輪で体を起こされ、引かれると土俵にバッタリ手をついた。悔しそうに手を大きくたたくと、鬼の表情で仕切り線へ。いきなりの引き技が、横綱の怒りに火をつけた。２番目は一気に土俵際まで押し込み、思いっ切り土俵下までたたき落とした。３番目も豪快な上手投げで土俵にたたきつけた。４、５番目は投げ捨てた後に体を預け、１４９キロの巨体で押しつぶした。７番目では強烈な張り手を２発見舞い、最後の９番目は痛烈な“けり”で土俵に転がした。「『最初から突き落としはないだろう。もっと押さんか！！』って思った」と、荒げいこの理由を説明。十分に気が済んだようで、「（栃煌山の）突きが良かったから、はたきが決まる。前から徐々に（突きが）良くなっていたよ。何場所も上位にいるということは、何かがあるということ」と若きホープを持ち上げた。前日は稀勢の里と１０番（９勝１敗）取っており、２日続けて伸び盛りの力士とけいこ。「自分の体調が良くなってきたということもありますし。いい汗を流しました」と充実の笑みを浮かべた。さらに午後に行われた取組では１９８センチ、１８７キロの把瑠都をうっちゃりで下し、「うっちゃりは初めてじゃないかな。『うっちゃりの双葉』だね」と上機嫌に話した。敬愛する双葉山が持つ史上最多６９連勝の更新がかかる九州場所まで、あと１８日に迫った。「ここまではボチボチじゃないですか」と余裕たっぷりで、緊張感は感じられない。心身ともに絶頂期にある横綱に、死角は見当たらない。