すごい会見だったね…

(引用)

日本相撲協会の武蔵川理事長は４日、横綱朝青龍の引退発表をした記者会見で「このたび、朝青龍が起こした騒動で被害者の方、多くのファンのみなさまにご心配、ご迷惑をお掛けしました。おわび申し上げます」と頭を下げました。

　近年、不祥事が続いている相撲界。この日、自身の２期目となる相撲協会の新体制を発表したばかりですが「今後はこのようなことのないよう、協会一丸となって再発防止に努めていきたい」と誓うなど、厳しい船出となりました。


◎鶴田卓彦・横綱審議委員長
　「横綱は土俵外でも国民の尊敬と期待に背くようなことがあってはならない。今回の一連の不祥事は、一部週刊誌とは異なる点があるものの、国民の許せないという声も無視できない。これまで大きな貢献をし、多くの相撲愛好家に感動を与えてきた。この栄誉を不滅のものとするためにも退場しなくてはならない」

◎横綱白鵬が朝青龍の引退に涙でコメント
　横綱白鵬は４日、朝青龍の引退を受けて緊急会見。報道陣の質問に涙で言葉がしばらく出ない場面も…。朝青龍との思い出は「初めて（朝青龍に）勝ったとき」と語り、「自分を引っ張ってくれる横綱だった」と引退を惜しみました。
　白鵬はさらに「信じたくない。まだまだやり残したことがあるんじゃないですか」とコメントしました。

◎デーモン閣下「朝青龍は“横綱”を理解できなかった」
　ミュージシャンで、大相撲に詳しいデーモン閣下が４日、引退を表明した横綱朝青龍の決断について以下のコメントを寄せました。
　デーモン閣下の話「実に残念な結果。理由は第一人者の力がありながら、これだけのスター選手が体力気力の限界とは別の理由で引退しなければならないとの点に尽きる。朝青龍はスポーツ選手・力士としては、たぐいまれな身体能力や気力、闘争心を備え優秀だったが『横綱』が単なる最強者ではなく、日本人の心の奥底にある美徳を具現化し、全力士の模範たる存在だとは最後まで理解できなかった。『横綱』を理解できないまま、番付ばかりが上がってしまった朝青龍は、かわいそうな被害者だったとも言える」