いま波に乗ってる白鵬連勝街道は止まらない。どこまでこの連勝が伸びるか注目ですね。

（以下引用）
「大相撲秋場所４日目」（１５日、両国国技館）
　自身初の４連覇を狙う横綱白鵬が、豊真将を上手投げで退け、初日から４連勝。初場所１４日目から続く通算の連勝を「５１」まで伸ばし、千代の富士が持つ戦後最多の５３連勝まであと２と迫った。大関陣もそろって勝ち星を挙げ、初日に続いて上位陣安泰となった。全勝は白鵬と大関琴欧洲、平幕嘉風の３人。
連勝街道をひた走る白鵬が、ちょっぴり肝を冷やした。左四つ、右上手の体勢で豊真将を土俵際まで押し込んだところで、「相手が出たと思って一瞬力を抜いた」。もろ差しを許し、逆に土俵際まで追い込まれ、館内から悲鳴のような大歓声が沸き上がった。
ただ“窮地”はそこまで。素早く左を巻き返すと、強引に右上手で振り回し、最後は押しつぶすように投げ捨てた。無事に５１連勝を飾ったものの、「ちょっと相撲が大きすぎたかな」と反省。「まあ、遊んだってことにしましょうか」と照れ笑いを浮かべた。
前日に昭和以降では史上３人目の５０連勝を果たし、この日の朝げいこ後には「変わらないようにしたい」と自分を戒めていたが、それでも少し気が緩んだようだ。「達成感はありますけど、この地位は負けられない地位。その責任を感じながらやることが大事」と改めて気を引き締め直した。
千代の富士が持つ戦後最多の５３連勝まであと２つ。だが白鵬の視線は別にあった。「その前に父の記録に並びたい」。父・ムンフバトさんはモンゴル相撲「ナーダム」を５連覇しており、「１年９回戦。次の年は８回戦で負けているから５２連勝でしょ」と説明。「子供のころは、まさか並ぶとは思ってなかった。改めて父の偉大さが分かったよ」と目を細めた。
　「昨日、急に思い出した」という。ここまできたら並びたい。超えてみせる。背中を追い続けてきた父への、最高の恩返しとなるはずだ。